いつものように保険会社のサイトで近くのin-networkの医療機関を探します。
昔からよく聞く噂としては、アメリカ人の歯医者は大雑把だから、何でもガリガリ削っちゃうということ。
でも、うちからだと日系の歯医者が遠いんですよね。
日系の歯医者でも、必ずしも100%安心できるわけではないみたいですし・・・(NYの例ですが → 誤診。 まったくこまったものです。 日系歯科医でした。)。
アメリカ生活が長くなる可能性もあるので、アメリカ人の歯医者にも挑戦です。
【通院1回目】
歯医者に到着すると、流れは病院のときとほぼ同じです。
(1) 症状や既往歴の記入(2) 保険のカバー状況の確認(受付から保険会社への照会)
(3) 歯科助手による症状の確認とレントゲン撮影
(4) ドクターによる確認
日本では、レントゲンはレントゲン室に入って撮影していたと思います。
こちらでは、普通の診察室の中で、重いベストを着せられて、口に何か小さい壁のようなものを入れて、ドライヤーの大きいものみたいな形の機器を頬のあたりにかざして撮影するんですね。
日本よりも設備が古い場合が多いと聞いたことがありますけど・・・。
今回はこれだけで、仮の詰め物も無しということ・・・確認だけなので、費用負担無しでしたが・・・。
歯科助手が見積もりを持ってきて、内容の説明がありました。
治療は2段階で、通院2回目に虫歯を治療し、必要に応じて神経除去(root canal)した上で、型を取って、仮の詰め物(temporary crown)をします。
通院3回目には、詰め物が完成していて、それを付けることなります。
帰る前に、隣の建物で歯の色を確認(color check)してくださいとのこと。
隣の建物に行ってみると、歯科技工師による色の確認です。
入ったときの第一印象は「学校の美術室と美術の先生?」という感じでした。
【通院2回目】
ドクターによる虫歯の治療です。
今回は虫歯が深いので、局所麻酔をした上で治療開始です。
麻酔が効いているかどうかは、"numb?"と聞かれます。
"Yes"と答えると、治療開始し、普通に削られます。
しばらくすると、「神経除去が必要」とのことで、そのまま施術に入ります。
※以下に追記あり。
神経除去が終わると、仮の詰め物です。
歯科助手がガムみたいなもので型(imprint)を取り、その場で材料の粉と水を練り合わせて、仮の詰め物を作ってます(日本では患者が見えないところで作業をしているのか、練り合わせの作業は見たことがなかったですね・・・)。
仮の詰め物が固まると、取り付けで、歯科助手がかみ合わせの微調整までやります。
「歯をカチカチしてください」は"tap tap tap"と言われます。
「噛んでください」は"bite"。
「歯を左右にすり合わせてください」は"grind right and left"と言われます。
【通院3回目】
虫歯の治療から3週間後に最終的な詰め物の取り付けです。
まず歯科助手が仮の詰め物を取り外し、最終的な詰め物の微調整を行います。
微調整が終わると、ドクターによる確認です。
ドクターのOKが出ると取り付けです。
取り付けの最終工程で"more pressure"と言われ、何かを強く噛むのかと思い、そうしようとしたところ、「違う、違う、私が手で詰め物をかぶせた歯を強く押さえるから」とのこと。
危うく歯科助手の手を噛むところでした・・・。
【レントゲンの機器】
中央やや左下部のビニールがかぶせてある部分が「ドライヤーの大きいものみたいな形の機器」。
今回、生まれて初めて見ました。
【追記】
ひとつ思い出したのが、神経を除去する際に口をカバーすることです。
上から見ると、治療する歯だけが露出する形にしていたようです。
これにより、術中に唾液等が接触して発生する感染を防ぐことができるようです。
唾液に接触しないので、いちいち唾液を吸い取る操作もしてなかったですね。
(以下はイメージ画像: "http://www.patnadental.com/images/Root-Canal-Treatment.jpg"より拝借)


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