テキサスで化石掘り

Ladonia Fossil Parkに行ってきました。
年代的には、白亜紀から氷河期の化石が採れるスポットです。
前回のMineral Wellsはペンシルバニア紀の化石が採れるスポットだそうで、それよりかなり前の年代のようです。

（上記の略年表の訂正版はこちら）

DFWエリアより車で2時間弱で駐車場に到着しました。
そこから急勾配の階段を降りると、North Sulphur Riverの川底に出ます。
昨日雨が降ったので少し流れがありますが、普段はチョロっとしか流れてなさそうな浅い川です。

僕は前回からの2匹目のドジョウを狙おうと、クォーツ・クリスタルに的を絞ったところ、前回よりゴロゴロとそれらしい石を見つけました。
妻は化石に的を絞りますが、最初の1時間ほどは全然見つかりません。

化石は素人には無理かなと思っていたところ、アメリカ人の方に声を掛けられました。
妻が化石狙いである旨を伝えたところ、これから採りに行くのでよかったらついてきていいよ、とのこと。
ついて歩いて行くと、早速バッカライトという細長い貝の一種（？）を拾って見せてくれました。
その他に、水生の動物の歯や骨が見つかる、とのことです。

その方は、おじいちゃんがネイティブ・アメリカンだったということで、いろいろと化石掘りについて学んだようです。
化石掘りを学んだと言っても、西洋の地学的な教えというよりは伝統的な民間宗教的な教えで、化石は幸運を呼ぶものとして教わったそうです。
「耳を澄ませると、化石が呼んでるのが聴こえてくるのよ。それで化石を見つけるとおじちゃんにアシェ（ありがとう）って言うの。キリスト教の人にそれを言うと笑われるんだけどね。」と言ってました。
日本人も似たような感覚があるよと伝えました。

しばらく探し続けていると、僕にはクォーツ・クリスタルの声しか聴こえないのですが、妻には骨や歯の化石の声が聴こえたようで、それぞれ1個ずつ見つけました。
これからも我家の化石熱は続きそうです。

※後日談：アンモナイトについては、こちら。